パチンコのテラ銭

パチンコのテラ銭

現在の日本には、さまざまなギャンブルがあります。
競馬・競輪・競艇の３大レースギャンブルを筆頭に、パチンコ・スロ、宝くじ、株……などなど。
賭博が法律で禁止されているわりには、公営ギャンブルはバラエティ豊かです。
種類が多ければ多いほど、客にとって有利なギャンブルと、そうでないギャンブルとがハッキリとわかれてきます。
この中で、パチンコの位置付けはどのあたりなのでしょうか。
結論からいいますと、やや客側に有利なギャンブルといった感じです。
そんな馬鹿な、という声が聞こえてきそうですね。
これを裏付けるのに、テラ銭という概念があります。
テラ銭とは、簡単に説明しますと…
客から搾取したお金を、どれだけ客に還元するかを表す数値です。
一般的には％で表されます。
テラ銭のパーセンテージと、客側のアドバンテージは反比例します。
なので、テラ銭が低いほど客側に有利です。
逆に、テラ銭が高いほど、客側に不利なギャンブルだといえます。
日本の主なギャンブルのテラ銭は以下のとおりです。
厳密な数値ではなく、大まかな平均値を載せています。

宝くじのテラ銭　５０％以上
テラ銭が５０％以上というのは、ハッキリいって異常です。
ギャンブルとして成り立っていません。
まさに、お金をドブに捨てているのと同じです。
宝くじの場合、金額の勝ち負けよりも、夢を買うという要素が強いところもありますが、テラ銭だけに注目すればボッタクリです。
宝くじプロなる人たちがいないのも、これらが原因です。
いたら会ってみたい気もしますが…

競馬のテラ銭　２７％前後
意外にテラ銭が高いのが、競馬の類です。
宝くじに比べるとマシですが、テラ銭２５％以上というのは、賭けたお金の３/４しか還元されないことになります。
いまいちピンとこないかもしれませんが、プラス収支を目指すには絶望的な数値です。
競馬のプロ……一応、聞いたことはあります。
しかし、理論的には勝てないので、収支はそれほどプラスではないはずです。
まあ、ハマるのは個人の自由だとは思いますが…

パチンコのテラ銭　１３％前後
パチンコは、理論上は、プラス収支が可能なギャンブルということになっています。
テラ銭が１０～１５％というのは、ギャンブルとしては成立しています。
なので、他のギャンブルに比べると、パチンコは客側にやさしいギャンブルであるといえます。
あくまでも理論的にはですが……

こうしても見てみると、パチンコは一見、客側に有利なギャンブルだと思えてきます。
賭け額のうち、８０％以上が還元されるという理論値。
疑問に感じる人も多数いると思います。
しかし、これは事実です。
ただ、状況が複雑なだけです
なぜ勝てないのか？
理由は簡単です。
一部の人たちが、客に還元されるお金を牛耳っているからです。
いわゆるプロといわれる人たちです。
プロとアマが存在するので、テラ銭は変動します。
プロに限らず、多少の技術に長けていれば、テラ銭は低くなります。
そして、低くなった分は、素人にシワ寄せされます。
もしかしたら、素人にとってのテラ銭は、どのギャンブルにおいても５０％以上なのかもしれません。

＜追記>
理論的には、テラ銭の最も低いギャンブルは「株」です。
そのテラ銭は、一般的に数％であるといわれています。
しかし、株取引においては、他のギャンブルと状況が異なるので、妥当な数値らしいです。
株に関しては、無知なのでわかりませんが、テラ銭だけを見ると魅力的なギャンブルだとい思えます。

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